夢と希望はどこですか

文字を通して笑顔を届けた先に夢と希望はあるのかなって。

颯爽と現れる情報過多な画像を作りたい

「あーっ!なんでこうも上手くいかないかな〜!!」とストレスなどでイライラすることはないだろうか。

ある時にTwitterのタイムラインを覗いていて、怒りが一気に引いた画像がある。

 

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例えばこういうの(うろ覚えフリーハンド)

 

【Twitter】殺意が一気に失せるネタ画像「殺伐としたTLに○○が」まとめ - NAVER まとめ

そう、いわゆる「殺伐としたタイムラインに颯爽と○○が!」シリーズの画像である。時間があればさらに上のまとめを見てほしい。

 

結局、何が言いたいかが分からない。情報量が多い上に、「颯爽と現れた割にはなにが言いたいんだよ、何一つ合ってないじゃないか」と鼻で笑ってしまい、怒りが一気に引いた。

 

そしてふと思った。この画像を極限まで情報過多にしたらどうなるんだろう、と。どのくらい意味が分からない画像ができるのか。

 

まずは既存のネタを分析してみる
単に情報過多にすると言っても、どう作ればいいが分からないので、先人の知恵を借りるべく既存のネタを分析してみた。

 

1. 画像を使うがその画像とキャプションが合ってない。
例)「タイムラインに突然のとんかつが!」と言っておきながら写真は串カツ

 

2. キャプションに振ってあるルビが合ってない。
例)トンカツと書いておきながら、ふりがなには「くしかつ」と書いてある

 

3. 画像を使ってあるが、そこに書いてあることが合ってない。
例)トンカツの写真を使っているが、とんかつの上にソースで「くしかつ」と書いてある 

 

4. 画像を使ってあるが、その画像の自己紹介が合ってない
例) トンカツの写真を使っているが、トンカツが「僕は串カツだよ!」と自己紹介している

 

5. 画像を使ってあるが、もう一枚その画像とは関係ない画像がついている
例) トンカツの写真の横に串カツの写真が添付されている

 

6. 1つの写真に対してキャプションが複数ある
例) トンカツの写真に対して、「颯爽としたタイムラインに!」「串カツが!」「唐揚げが!」「コロッケが!」と複数のキャプション

この分析を元に作ってみたのが以下の画像だ。

 

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なにを言いたいかが分からない画像が!

 

都道府県を使ったのは「できるだけたくさんの人がよく知ってるものを使った方が面白いのでは」と思ったからだ。都道府県のチョイスは個人の好みだが。

 

この時点でかなり情報過多ではあるが、さらに情報過多にできないか。颯爽と現れてメガトンパンチ級の情報量で殴っていく画像はできないものか。

 

そもそも情報過多と思うのはどんな場面なのか
日常生活において「この画像(場面)は情報が多すぎる」と思う場面はどんなときかを、Googleの画像検索などを駆使して分析してみた。

 

1. 情報が並びすぎている
もともと「颯爽と現れる画像」も情報が並びすぎていてうるさいのだが、道路標識が同じ箇所に10個ほどある場合など、複数の情報が一箇所にまとまっている場合。

 

2. 読めない数式や言語が並んでいる
自分が読めない言語の文字や、数学が苦手な人にとっての複雑な数式などの、自分で噛み砕けないもの。

3. 難解なグラフや図
小学校や中学校で習う「棒グラフ」や「線グラフ」などの単純なグラフではなく、これらを組み合わせたものや、見ただけで分からず説明を読まないと分からないもの。

 

4. 色数が多い
同系色でなく違うタイプ色をたくさん使うとチカチカして見づらくなるので、情報が素直に頭に入ってこない印象がある。

 

5.  文章の行間が全くない、文字列の方向や大きさがバラバラ
文が段落ごとになっていなかったり、文字の大きさが大きかったり小さかったりとバラバラだったり、縦書きと横書きが同居していると、読む作業にストレスを感じて、情報量が多いと感じる。

 

6. ツッコミどころが多い
おじさんが女装しながら空手をしてるとか(例えのセンスがない)、伝えたいことから逸脱して「なんだこれは…」とツッコミをいれたくなると、集中できなくて情報量が多いと感じる。

 

といったところだろうか。


情報量が多い画像を見ていて思ったのは、情報は頭に入ってこないが、インパクトが強く印象に残りやすいことだ。わたしが目指すのはこれでもか!と情報量を過多にして、よくわからないけど印象に残る画像だ。

 

実際に情報を詰め込んでみた

上の分析を考慮しつつ、先ほど作った画像を見て、さらに情報過多にできないか考えてみた結果、以下の画像ができた。

 

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殺伐としたタイムラインに颯爽と現れる情報過多な画像が!!!

 

いかがだろうか。もう何が言いたいかよくわからない。カオスだ。生み出してはいけないものを生み出してしまった気さえする。キメラか。

 

実際にいくつの都道府県がここに登場するかは実際に数えていただきたいところではあるが、私が考えた情報のねじ込み方はこんな感じだ。
都道府県が画像内にあるか探す際に参考にして頂きたい。

 

1. 背景にいろんな都道府県を並べる。
2. 右下にかなり小さく名前を書く
3. 都道府県の説明を長文で書く
4. 敢えて誤字を入れる
5. 顔を書いてキャラクターっぽくしてみる
6. 文字の大きさをかなり極端にしてみる
7. 写真をひっくり返す。
8. 特に意味もないのに意味がありげな図
9. 都道府県で謎の計算をしだす(筆者は数式の意味をわかってない)
10. 日本語じゃない文字を使い出す


などなど…

 

正直なところ、どこの都道府県を使ったかうろ覚えである。作ってる途中から「入れられるもの全部いれちゃえ〜」と楽しい気持ちになってしまい、気づいたら手に負えないものが完成したのであった。

作者のわたしがみても、なんだかよくわからないなと感じるので、元々の目標であった「情報量のメガトンパンチで殴る」は達成できたのではなかろうか。

 

ちゃんと整理して情報を伝える大切さ
思った以上に颯爽と現れるにはカオスな画像が完成して満足している。わたしが出会った画像はいわばトイプードルとか可愛くて癒される動物みたいなものだったが、今回作ったのは獰猛なライオンみたいなのではないだろうか。
果たしてこの画像を見て「うわっ…」と思って頂けただろうか?

 

それに加えて、今回の分析を大切に、情報を取捨選択してわかりやすく伝わりやすい文章を書いてゆきたい。

 

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最後に情報量の少ない爽やかな草原の写真でお別れです